ゆる体操の高岡英夫先生の著作に「カガヤクカラダ」(運動科学総合研究所、2003)があります。運動科学総合研究所のホームページに「達人への道」として連載されていたものに加筆修正されたものだそうです。はしがきには「……。私が達人と呼ぶのは、けっきょく身体を輝かせ、人として持って生まれた自分を存分に発揮して生きている人です。自分の身体を改善し、本質を高めることで切り開かれる「達人への道」は実に楽しいものです。それは1人1人が持っている身体そのものが他のなによりもおもしろいからです。ぜひ、みなさんと一緒にこの道を歩きたいものです。」とあります。
最近子どもの小さいころから撮りためた写真のなかからお気に入りばかりを選んでコラージュしてプリントアウトするということをしています。小さな子どものゆるんだ身体が発するエネルギーは確かに文句なしに輝いている。
☆カガヤキ☆をゆる体操教室の中で感じることもあります。それは、30代の方でも、80代・90代の方でも変わりません。
心をこめて自分の身体を「気持ちよく、気持ちよく…」「ゆるむように、ときほぐれるように…」さすって、ゆすって、ゆるめていくと、外側のこわばりがとれてきます。そのゆるんだ身体に身を任せて立ってもらうと、参加されているみなさんの立ち姿が美しく、楽そうに、すっとした感じにそろう瞬間に出会うことがあります。数人の教室でもそうですし、15人以上の大人数の教室ですと、その“すっ”とした感じはなかなかの圧巻です。その方それぞれのすっとした天地に通る感じ、皆さんの身体から発せられる気持ちよさそうなたたずまいや表情に☆カガヤキ☆を感じて深い感動と感謝の気持ちが沸いてきます。
「こどもの時以来忘れていたけれど、今日は脚がすっと沿って、何だか懐かしい感じです。」「痛みはあっても、こわばっている場所に気づけるようになってきて、ゆるめていけばいいんだと思えるだけで、以前とは全く違います。」等々、身体のちょっとした変化や感想を伺う時、やっぱり☆カガヤキ☆を感じて本当に嬉しくなります。
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