庭の端でさびた鉄くぎが手にぬかって大泣きしている、柔らかな髪がまだまばらな1歳の息子を大変な事になったと背中から抱き上げて、腕に抱えて走り出す。。。というシーンで目が覚めた。ああ、夢で良かった。さびた鉄くぎが小さな手を貫いているなんで思い出しただけでもぞっとする。ああ、夢で良かった。
夢の中で私は確かに息子を抱き上げた。ズシリと重い。温かく、まるく、腕に沿い、重みのすべてが私の腕の中にある。ああ、これが私に与えられていた幸せの重みだったんだなあと思う。
ゆる体操教室を週6でさせて頂く中で、何度「だーらー」と声に出すだろう。その時私もみなさんと一緒に自分の身体を感じる。力みがまだまだ抜けきらない私。ああ、ここにも、ここにもと力が入っていることに気づけるようにはなってきた。これはこわばりや力みがあっても全く気付けなかった以前の私からしたら成長ではある。そして「もっと、だーらー」と言い聞かせる。
夢の中で腕に感じた1歳の子どもの脱力したまるい腰の重みは、私に重みをあずける、身をまかせるということはどういうことか感じさせてくれたようにも思う。
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